いつもコックスのブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。
本日の記事は、多くの皆様からご相談がある広報について書かせていただきます。
題名ズバリ、
「伝わらない広報」には、必ず“ズレ”がある ~ターゲットの「行動」から逆算する発想法~
いい商品もあるし、ステキな体験も用意してる。
でも、なんだか集まらない。伝わらない。売れない…。
そんな風に感じたこと、ありませんか?
もしかするとそれ、「伝え方」が悪いんじゃなくて、
そもそも「誰に」「どう行動してほしいか」が、ちょっと曖昧なのかもしれません。
今日は、そんな“ズレ”を解消した事例をひとつ、ご紹介します。
子どもに伝えたい? 親に届かせたい? ある夏の体験プログラムで起きていた“ズレ”
少し前にご相談いただいたのは、「小学生だけで参加する冒険型プログラム」を企画していたクライアントさん。
子どもたちが島に泊まり、自然の中で自立を学ぶ!
親御さんにとっても、「これは子どもを成長させてくれそう」と思える、ちょっと参加料は高いけど素晴らしい内容でした。
…が、昨年はなかなか集まらず、告知にも悩んでおられました。
配布方法と内容が“かみ合ってない”?
広報物を見せていただくと、魅力はたっぷり伝わってきました。
でも、デザインや内容は「親」向け。
ところがそのチラシ、小学校で「子ども」に直接配っていたんです。
……ちょっと待って。
「親に届いてほしいチラシ」が、親に届かない可能性が高い配布方法だったかもしれません。
でも・・“行動”から逆算すると、広報はもっと届く。
そこで、私たちがご提案したのは、
「親に届ける」じゃなく、「子どもが“届けたくなる”仕掛けをつくる」こと。
具体的には──
・表面はワクワク感重視! 写真たっぷりのビジュアルに。
・裏面には、親が安心できるよう、詳細なプログラム情報。
・そして最大の工夫が、「アンケート形式のチラシ」でした。
チラシが、子どもから親への“手紙”に
チラシの表には、こんな7つの質問を載せました。
「海に潜ったことある?」
「友達とキャンプしたことある?」
「寝袋で寝たことある?」…などなど。
子どもがチェックしていくと、下にはこんなメッセージが。
・5個以上 →「お父さん・お母さんにこのチラシを見せよう!」
・2~4個 →「お父さん・お母さんに相談してみよう!」
・1個以下 →「今年がチャンス!参加してみよう!」
子どもが「これ行きたい!見て見て!」と自然に親に見せたくなる。
そんな設計をしたんです。
結果は満員御礼。キャンセル待ちが出るほどに!
この“仕掛け”を導入した年、定員30名があっという間に埋まり、キャンセル待ちまで。
その後も毎年チラシの仕掛けは続けられ、今では参加枠を以前のように拡大するほどの人気プログラムに成長しています。
完成したチラシはこちら↓↓↓


広報は「何を伝えるか」じゃない。「誰に、どう動いてほしいか」です。
伝わらない広報の多くは、「情報の設計」ではなく、「行動の設計」が抜け落ちていることが多いです。
ターゲットに“どう動いてもらいたいか”が明確になると、言葉も、デザインも、手段も、自然と決まってくるんです。
私たちは、そんな“伝える”の前にある、“動かす設計”を一緒に考えるパートナーです。
あなたの広報、こんな悩みありませんか?
・いい商品なのに、なぜか反応が薄い
・「誰に向けて伝えるか」が曖昧な気がする
・結局、何をどう言えばいいかわからない
そんなモヤモヤを、一緒に整理してみませんか?
まずは気軽に、担当営業までご相談ください。
あなたの想いが、ちゃんと届くカタチになるよう、私たちがお手伝いします。
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