【読書感想文】DRAFT刊「デザインするな」を読んでみた。
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【読書感想文】DRAFT刊「デザインするな」を読んでみた。


こんにちは。 Web&Photo系?プランナー「割と読書好き!」木内です。

COX社内には資料であったりスキルアップ用であったり、 ビジネス書からデザイン関連の年鑑、オモシロ系フリーペーパーまで 実にさまざまな蔵書があります。

読書のメリットは言わずもがな、というところですが、
問題解決能力、表現力、論理力がアップしたり、アイデアが豊かになったりすることです。

季節に関係なく、読書ってイイんだよ!。
自分の体にインプットすることが、私たちの血肉になって、スゴイアイデアやイカスデザインになるんだ!仕事でアウトプットできた時は最高!

というココロの叫びは脇に置いて、 社内の蔵書で読んで、血肉になった(はず)本をピックアップしてご紹介しちゃいます。

【目次】


白い装丁がなんかイイ!
半分は、制作の現場のエピソードを交えた物語!
半分は、アウトプットした作品集!
終わりに


●白い装丁がなんかイイ!

DRAFT刊「デザインするな」(著 藤崎圭一郎)は、

デザイン制作会社DRAFTと代表の宮田識(さとる)の仕事を時系列で追った本で、文章が半分、残り半分に関わった広告作品掲載されています。
分厚く、白い装丁が美しい本。

読んだ跡はつくが美しい装丁

何回も読んだり、制作物の写真をペラペラとめくっていたので、手沢というか手垢というか、読んだ形跡かなり出ています。
紙質、触り心地、たまらなく好きですね。味わい深いです。

ページの文字組も、文字間隔が空けられているので、読みやすいし、疲れにくいです。

白い装丁、ページレイアウトがいい感じです
中のページの文字組もキレイで素敵です。
 
 

●半分は、制作の現場のエピソードを交えた物語!

前半は、制作の現場のエピソード。どんな仕事をどうやってきたのかといった内容。
本人やスタッフの言葉、クライアントの言葉がちりばめられています。
制作会社の視点、クライアントの視点でも、いろいろ感じることができます。

「……高価な、ああかな、かな、かな、かな、と仮説を立てる。それを周りの女性に確かめてみる。そうすると、何で分かるの?ってなる」(p192ページより)

徹底的に想像して、仮説を立てて検証するこの方法論も面白かったです。
 
 

●半分は、アウトプットした作品集!

後半は、エピソードに出てきたクライアントの実際の成果物(アウトプット)が掲載されています。
点数も多く、どこかで見かけて印象に残っていた作品も多かったです。
制作会社の人にとっては非常に刺激になること間違いなしです。

 
 

●終わりに

あっという間に読み終えてしまった「デザインするな」ですが、特に会社の体制から、考え方、人の育て方、どれも興味深い情報でした。

ひとつひとつの案件へのかかわり方、かかわる人間全員がアイデアを持ち寄るとか、基本的なことなのだけれど、大切なことです。
デザインの可能性を、もっともっと信じることができるかもしれません。

デザインへの熱のこもった本です。

気づきのある文章が多いです。

掲載作品から得るものは多いです。

どこに生きていても、デザインにかかわっていくなら読んだ方が良い!!と強く感じました。

デザイン関連の本は出版も多いですね。
「デザインのデザイン」「デザインの輪郭」といった本も面白かったので、また紹介したいと思います。

ここ数年、「編集力」と「デザインの継続」がキーワードになってくるかな?と感じているのですが、あらためて、デザインについて考えるいい機会になりました♪

デザインやWebに関する、面白い本があったらぜひ教えてくださいね。

読んだ感想をここでまた、発表できるようにしたいと思います!