色彩検定の資格を持っているWeb系プランナーの木内です。
COXでは、業務に関連した資格取得のための支援し、各スタッフが資格取得、スキルアップに取り組んでいます。
年頭に「第二種電気工事士」という国家資格取得のための勉強を開始した製造技術室スタッフ2名(職人Mさんと職人Tさん)が、見事合格し資格取得となりました!
そこで、あらためて「合格までのノウハウ」や「業務へ資格をどう生かすか?」といったことについて、お話を伺いました。
■目次
・第二種電気工事士とは?
・COXで有資格者がいることのメリット
・資格取得、合格した今の気持ち
・第二種電気工事士の取得のためにやったこと、やっておいた方が良いことは?
・筆記試験の勉強への取組み
・技能試験の勉強への取組み
・スケジュールで見る「合格までの道のり」
・これからの業務に向けた抱負
・まとめ
●第二種電気工事士とは?
資格に関連したページをちょっと確認してみます!
・電気工事士って何だろう? | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター
なるほど〜。
「第二種」の資格があると、一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する設備の電気工事ができるのですね。
合格率はだいたい40〜70%くらいでしょうか。
筆記試験と技能試験(実技)があるようです。
ウムム、思ったより合格率って高くない……
そんな資格に挑戦し、合格した製造技術室スタッフに感謝です。
●COXで有資格者がいることのメリット
「第二種」資格は住宅、小規模な店舗等の電気工事作業に従事できます。
製造技術室の業務ニーズの中で、電気工事作業ができると
・LEDのチャンネル文字など、電気工事の絡む看板施工を内製化でコストカット
・大きい建設現場での共同作業になる際には無いと困る
・冬のイルミネーション案件への対応力向上
といったメリットがあります。
今までは、「第ニ種」資格取得しているメンバーは、製造技術室室長 Kマネージャー1人でした。
職人Mさんと職人Tさんが新たに資格取得したことで、上記のメリットが大幅に強化されることになりました。
それでは、職人Mさん、Tさんに資格取得までのことを聞いてみたいと思います。
●資格取得、合格した今の気持ち
資格取得を目標に8ヶ月頑張ってきました。素直にうれしい気持ちです。(職人Tさん)
無事取得できて、ひとまずホッとしています。(職人Mさん)
●第二種電気工事士の取得のためにやったこと、やっておいた方が良いことは?
まずは法令であったり、電気の基礎知識、数式などを勉強し、その後、技能試験(実技)に関する練習に取り組みました。
「やる気」の持続が一番だと思います。私たち2人のやる気(モチベーション)持続方法は…
(1)「読んで理解しやすい参考書に出会う」
(2)「書いて覚える〜ノートを活用してメモする!まとめる!」
(3)アプリや動画を徹底活用
でした。
●筆記試験の勉強への取組み
数式を頭に叩き込むことがとにかく大変で、学生の頃のような座学に苦労しました。
そこで、いわゆる教科書的な参考書だけでなく、マンガ表現を使った参考書なども購入して使いました。
私たちのオススメ参考書は、「合格一直線!マンガでわかる第二種電気工事士攻略テキスト&問題集」です。
マンガ的な表現を生かして、勉強内容をわかりやすく解説してくれていて、たいへん魅力的でした。
難しい内容をわかり易く伝える際に使われている手法だと思うのですが、
今回の資格取得を通し、身をもってマンガの凄みを体験した気がします。
また、ノートを活用して「理解できるまでメモする、まとめる。」といった学習法も、大きな成果を生み出したと思います。
書くことで「自分の理解できたこと、理解できないこと」を確認できました。
それが、書きながら、理解するという学習機会にもなったと思います。
やる気持続のための工夫として、「用語解説・筆記試験のスマートフォンアプリ活用」も大成功でした。
用語や仕組みの解説、クイズ形式で出題される過去問題などゲーム感覚で学習できて楽しかったです。
筆記試験対策の勉強では、まとまった勉強時間を設けることが難しかったです。
その分、アプリ活用で「いつでもどこでも勉強できる環境」を構築しました。
●技能試験の勉強への取組み
技能試験の問題(図面)は試験前に13問(その中から1問が出題)公開されます。
どうやって製作するか?どんな動きで作っていくのかという点で不明な部分も多かったです。
そこで、技能試験の問題を製作する動画をYoutubeなどのサイトで徹底的に閲覧して、製作していく過程を視覚イメージ化しました。
・電気工事士奪取プロジェクト:Youtubeチャンネル
・電気工事士奪取プロジェクト Webサイト
電気工事士として25年以上のキャリアを持つ方の、質の高い動画が非常に参考になりました。
勉強中の方の視聴がほとんどだと思うのですが、多くの方がコメントを残していく珍しい動画でした。
そんな私、職人Tも挨拶と動画公開ページに感謝のコメントを残しました。
動画配信されてる方からお返事もありうれしかったですね。
●スケジュールで見る「合格までの道のり」
2015年12月〜2016年4月 | 参考書、教科書の理解と筆記試験の過去問題集をこなす |
5月 | 筆記試験勉強の目処がつく。 技能試験用のパーツ、材料を購入して技能試験に出される13問を製作するトレーニング開始 |
6月 | 筆記試験実施 その後ひたすら技能試験の問題をこなす |
7月 | 実技試験実施 |
8月 | 合格! |
筆記試験まではひたすら教科書、参考書を使って筆記試験用の勉強をしました。
筆記試験1ヶ月前くらいから、技能試験用のパーツ等を購入して製作トレーニングを開始しました。
技能試験用の道具については、
電気工事士技能試験セットという商品があります。
工具のホーザン■DK-18 電気工事士技能試験 工具セット
練習用のパーツもセットで欲しい場合は
商品分類 第二種練習用パーツ : プロサポート株式会社
のようなセット商品もあります。
私(職人T)は、工具セットだけ購入し、細かいパーツは、結構安く購入できるデイツーやカインズホームといった大型ホームセンターで購入しました。
ちなみにMさんは、製造技術室 Kマネージャーの工具セットを譲り受けていました。
●これからの業務に向けた抱負
第二種電気工事士とう資格が「コックスの強み」となるよう、
資格を生かして経験を重ね、お客さまの信頼に応える商品を提供していけるよう、仕事に取り組んでいこうと思います。
座学から実技まで、ご指導いただいた製造技術室 Kマネージャーに感謝しています。ありがとうございました。(職人Mさん)
一緒に目標に向った戦友の職人Mさんにも感謝しています。
そして陰ながら支えてくれた妻と家族にも本当に感謝しています。
周りにいた皆さんの協力があってこその「合格」という結果だったのかもしれません。
本当にありがとうございました!(職人Tさん)
●まとめ
いかがでしたか?
COXの業務が多様化し、屋外広告・店舗装飾といったサイン業務へのニーズは特に大きくなっています。
そんな中、サイン業務の品質向上のための努力をしている、職人Mさんと職人Tさんの仕事への情熱が伝わってきました!
有資格者が、1名から3名に増えたことで、当社のサイン業務対応力が確実に向上したのではないかと、社内でも話題になっています。
このようにCOXでは、スタッフの会社業務にかかわる資格取得を積極的に支援しています。
資格取得による新たな知見を加えることで、「お客さまのビジネスに効果のあるデザイン」がさらに効果の出るものになるのではないかと考えています!
電気工事も含めて、お気軽にご相談くださいね。