コピーライターじゃない人のための「ズルい」コピーライティング勉強会開催レポート【再録】

こんにちは。
Web&Photo系だけどモノ書き系になりつつあるプランナーの木内です。
今年もコックス（COX）では積極的に社内外でセミナーや講習会、勉強会に参加する予定です。

2016年2月には、社内ライティング勉強会「誰でも簡単『伝える』情報発信の楽しみ方」が、２回にわたって開催されました。
こちらのセミナーレポートはすでに弊社Facebookページに掲載していますが、ブログでも詳しくレポート予定となっています。

セミナー体験を通して、スタッフのスキルアップはもちろんのこと同業種、異業種の交流や人脈形成を目的としています。
その先がけとなり、3年ほど前に開催された社内セミナーの取り組みをご紹介します♪ （この記事は2013年の記事を再編集したものです）

【目次】

・キャッチコピーを表現として学ぶ
・コピーもデザインも企画も、基本は一緒！
・「深く知ること」が「深く伝えること」になる。
・終わりに

●キャッチコピーを表現として学ぶ

人の心を動かすのは、商品の持つ魅力とそれを伝えるための「表現」です。
表現手段はたくさんあります。そのひとつが「言葉」＝「キャッチコピー」です。

「キャッチコピー」は、デザインのように見た目で伝えるだけでなく音でも伝えることができる、とても大切な表現手段です。
そこで今回、私たちは業務の振り返りとさらなるレベルアップに向けてコピーの勉強会を開催することになりました。
講師は佐久で活動する（2013年当時）コピーライター樋口千春先生です。

●コピーもデザインも企画も、基本は一緒！

勉強会では「ズルい」3つのシートを使ってワークショップ形式でコピーの基本を学びました。
シートはそれぞれ、①差別化ポイント発見シート②ターゲット設定シート③シーン×トーンまとめシートの３つ。

PRしたい商品と競合の特徴、そしてターゲットを具体的に設定して分析します。
最後にターゲットにとって最も魅力となるPRポイントを、ターゲットの興味を掻き立てるシーンとトーンに落とし込みコピーを作ります。

この手法はマーケティングの基本のひとつ「３C分析」の応用で、これは自社、競合、顧客を分析して販売戦略を組み立てていくものですが、それをコピー寄りにアレンジしたものなのだそうです。

参考リンク：
●3C分析の概要と3C分析のやり方
 ●市場環境を分析する『3C分析』 [マーケティング] All About

ちなみに、３C分析はコピーライティングだけでなく、企画、営業、デザイン、ひいては経営のスキルにもつながる基本です。
当社の経験豊富なスタッフも感覚でわかっていた部分を改めて「見える化」できたことで、新しい発見と立ち返りができたのではないでしょうか。

●「深く知ること」が「深く伝えること」になる。

商品のことを知っていれば誰でもかけそう？

でも実際はPRしたいことと、ターゲットの求めていることにはギャップがあります。
特に自社商品を知りすぎるがゆえにすべてがよく見えてしまったり、アピールしたいことが多くなりすぎて本当の魅力がぼやけてしまうことがあります。

今回のシートはそういったフィルターを排除する働きがあります。
３枚のシートの項目を、埋めていくことで商品理解を深く掘り下げていく。それが一番効果的な売り方を考えることにつながっています。コピーというのは、実は極めて理論的に構築されているものです。

コピーって、なんとなく「かっこいいから」「インパクトがあるから」で採用されがちだし、提案しがちです。
もちろんそういった感性のコピーも大切で、時に爆発的な効果を発揮します。
しかしプロモーションは博打ではありません。 決められた制約の中でいかにして効果を生むかと考えると、失敗しない・ブレない理論的なコピーが基本です。

こういった分析力は一朝一夕の技術では身につきません。

日々考え抜いて脳をタフに使うことで磨かれる技術です。
「伝える」事は一見華やかに見えて、実は地道な職人仕事なのです。

地域のお客様のために、今回の勉強会での学びや再発見を生かして技術を日々磨き、経営理念である「顧客の喜びが我が社の喜びである。」の実現に向けて今後も取り組んでいきたいと思います。

最後になりますが講師を快く引き受けてくださった樋口千春先生、ありがとうございました。

●終わりに

勉強会の一コマ、いかがでしたか？
2016年の今。読み直しても非常に内容のある勉強会で、樋口千春先生にあらためて感謝します。
そして、日々の業務やお客さまとのコミュニケーションを通してみると、 確実にCOXのコピーライティングのスキルは向上したと実感しています！

コックスでは価値を伝える企業として、様々な取り組みや研究を行っています。ぜひコックスに無理難題、奇問・難問をお申し付けください！脳に汗して、アッと驚く解決策をご提案いたします。
コピーの勉強をしたい方も、お問い合わせくださいね！

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