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印刷の知っトク情報!60余年の伝統ある印刷部門でデキルこと【印刷工程のご紹介】


COXブログAnchorで、初めて記事担当します。
ちょっと緊張気味ですが製造技術室 印刷部門オペレーターのHAといいます。
10年以上職人として印刷を手がけています。(もう一人肉体派印刷オペレーターもいるのですが、私は頭脳派の印刷オペレーターらしいです。)

刷版業務から、4色機/1色機のオペレーション、印刷前・印刷後の紙の断裁や印刷物の梱包も担当します。

印刷とあまり関連はないのですが、最近ハマっているものは、レトロゲームの音楽です。
特に日本ファルコムという会社の生み出す音楽が好きだったりします。

COX60余年の企業活動とともに歩んできた、印刷部門の業務をカンタンに紹介しつつ、様々な印刷に関するお話ができればな〜と考えています♪

■目次


・COXの印刷物に関する全工程は…
・COX目線で【印刷Q&A】
・印刷工程【まとめ】


●COXの印刷物に関する全工程は…

COX印刷工程全体の概要:企画提案→取材・原稿作成→デザイン→校正〜校了→出力→刷版→印刷→加工/梱包→納品

大まかな印刷物の完成するまでの流れは上記のようになります。
工程中、印刷部門が大きく関わるのが赤ワクで囲んだ部分「刷版・印刷・加工/梱包」になります。

東アジアの木版印刷、グーテンベルクの活版印刷から現代の印刷まで、文化や歴史の他いろいろ知ることができるお得なリンクを紹介します♪
印刷 – wikipedia

●COX目線で【印刷Q&A】

4色機とオペレーター

印刷物に関わる業務って難しい!と感じる人も少なくないかと思います。
専門用語も多い業界なので、ま・ず・は♪簡単なQ&Aで各工程をご説明しますね。(業界用語って難しいですよね?)

では、いってみましょう!

【Q】刷版(さっぱん)工程ってどんなことをするの?

【A】刷版とは、印刷する際に使用する「版」のことです。その「版」に絵柄(写真やイラストや文字)を焼き付けることがこの工程での主な作業となります。
コックスでは数年前より、PCやMacなどのコンピュータで制作されたデータが、刷版用のPCに送られて、PS版(印刷に使うアルミの板)に焼き付けられる【CTP】(シー・ティー・ピー/コンピューター・トゥ・プレート)方式の刷版業務となっています

知るとちょっとウレシクなる?印刷工程リンク
製版 – wikipedia
コンピューター・トゥ・プレート – wikipedia

【Q】どんな仕組みで印刷されるの?

【A】私たちが担当している「印刷工程」は、まさに印刷部門のメインの工程となります!

刷版工程で焼き付けた刷版(PS版)を、印刷機に取り付け(4色なら4つの版、1色なら1種類の版が必要になります)、インキを転写させて印刷しています。

その際に刷版から一度「ブランケット」と呼ばれるゴムに移し、そこから紙に転写します。

この印刷方式は【オフセット印刷】と呼ばれています。COXでは、カラー印刷導入とともにこのオフセット方式で印刷をしています。

知るとちょっとウレシクなる?印刷工程リンク
オフセット印刷 – wikipedia
オフセット印刷 印刷の基礎知識

【Q】加工ってどんなことをするの?

【A】印刷したばかりのものは、大抵、納品するためのサイズになっていないのです!(「面付け」「トンボ」「裁ち落とし」「塗り足し」とか耳にした方もいるかもしれません)
そのため、仕上がりサイズ(納品時のサイズ)に切ったり、必要に応じて新聞のように折ってはさみ込んだりして、製品として完成します。その製品を適切な数量で納品するための荷物として「梱包」します。

こうして、お客さまに納品されていくのです!

●印刷工程【まとめ】

「刷版に絵柄を焼き付ける!」
「COXでは、刷版を印刷機に取り付けて、ブランケットを通して印刷する、オフセット方式で印刷!」
「懇切丁寧!断裁や折り加工した後に梱包して納品!」

印刷部門の工程の大まかな説明はこんな感じです。
わかりにくい言葉、仕組みなどもあるなぁと、あらためて実感しますね(^^;

網点と刷り色を確認する印刷オペレーター

次回は「刷版・印刷・加工/梱包」それぞれの工程内に踏み込んだ説明をお届けできればと考えています♪
印刷に関わる「紙のお話」とか、カラー印刷や特色印刷など「インクのお話」といったことをコックス印刷部門ならではの視点も交えたいですね。

印刷ってこんな仕組みなんだ!と分かっていただけたら、こんなに嬉しいことはありません!