国際印刷機材展「IGAS2018」レポート
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国際印刷機材展「IGAS2018」レポート


こんにちは。COX常務の小平です。
印刷業界では、数年ごとに世界各地で大きなイベントがあります。
業界のトレンドを吸収し、業務に役立つような最新技術に関する知識をスタッフで共有するために、7月28日~31日まで東京ビックサイトで開催された国際印刷機材展「IGAS2018」(アイガス2018)に行ってきました。

■目次


IGAS2018について
POD機とは?
ココに注目!【その1】PODによる大判プリント(B2)が可能に!
ココに注目!【その2】 進化したPOD機の特殊印刷加工!
まとめ


●IGAS2018について

IGAS2018のテーマは、「Venture into the Next」~変わる印刷、変える未来~。
「変える」は、ここ数年印刷業界のイベントの主要キーワードになっています。それだけ変化のある未来を業界で想定しているのかもしれません。
特に今回イベント全体を通して印象に残ったのは「POD機」でした。

 

●POD機とは?

PODは、プリントオンデマンド(Print on Demand)の略で、必要な時に必要な部数だけ印刷することです。一般的にはオンデマンド印刷と呼ばれています。それに対応できるプリンターがPOD機で、一番イメージしやすいのはコンビニエンスストアに置かれているコピー機のようなプリンターです。

 

●ココに注目!【その1】
PODによる大判プリント(B2)が可能に!

今までのPODはA3サイズまでしか印刷できませんでしたが、B2サイズに対応できるようになりました。
また、安定した品質を維持することができるようになったことで実用可能なレベルになりました。このことで、印刷業界でのPODに対する注目度は一段と上がりました。

 

● ココに注目!【その2】
進化したPOD機の特殊印刷加工!

「高濃度の白が印刷できる」「クリアトナーが使用できる」といった特殊な印刷が可能になりました。
弊社で導入したインクジェットプリンタも白を印刷できるのでお客様に好評ですが、POD機でも「濃い色の紙に白いトナーで印刷する」ことが可能になりました。
また、クリアトナーは「透明なインクをのせた部分が独特の透明感や立体感を出す」ことができます。
従来のPOD機では不可能だった印刷加工が可能になり、デザインや印刷の再現領域が広がります。

 

●まとめ

会場には、従来の印刷機をはるかに超える性能の機材やソリューションが展示されていて、驚きの連続でした。
特にメーカー各社が力を入れていたのがPOD機によるデモンストレーションで、「B2サイズプリントが可能なPOD機」や「高度な印刷機能や特殊加工ができるPOD機」は興味深いものでした。
また、株式会社モリサワ様主催のセミナーを中心に3社のセミナーを受講して、最新の業界動向を勉強することもできました。
今回のイベントを通して得た情報をCOXの印刷業務に生かし、お客様の問題解決のお手伝いができるよう頑張りたいと思います。

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